<シンポジウム>

タイトル: 奈良マラソンの歩みと未来-市民スポーツイベントの持続可能な運営を考える

日 時:令和7年11月15日 (土) 14:40~16:40
会 場:奈良女子大学 N棟302教室
    (奈良県奈良市北魚屋西町)
参加費:無料(事前申込み不要)

テーマ:市民マラソンを軸とした地域づくり・健康づくり・観光振興の可能性と、運営を支える人材・組織体制の課題を共有する。

趣 旨
市民マラソンは健康意識の高まりから国内では年間およそ90大会が開催されている。しかしながら、コロナ禍以降、地方大会などで定員割れが相次ぎ、物価高を背景に大会運営は厳しさを増している。奈良県では、1981年に創設された「奈良春日・大仏マラソン全国大会」を、フルマラソンを加えた「奈良マラソン」として2010年にリニューアルし、今年で第16回大会を迎える。
 

奈良マラソンは、単なる市民マラソン大会にとどまらず、市民の健康づくりやボランティア活動による市民参画と地域の交流、観光振興・経済効果といった多面的な役割を担ってきた。すなわち奈良マラソンは歴史文化都市における大規模イベントとして、運営の実務と社会的インパクトの両面で注目されてきた。本シンポジウムでは、奈良マラソンの事務局を支えてきた3名のキーパーソンにご登壇いただき、運営の実際と課題、そして今後の展望について語っていただく。特に「ボランティア体制」「コロナ禍を経た運営の知見」「地域に根ざす仕組みづくり」を柱に議論を深める。

 

シンポジスト:

林 潤 (奈良マラソン実行委員会事務局次長(統括)・レースディレクター、(一財)奈良陸上協会理事・事業部長、飛鳥ハーフマラソンレースディレクター)
 :奈良マラソン15年史
鷹田 やゆり(奈良マラソン実行委員会事務局長)
 :人口減少社会における「奈良マラソン」の展望
野田 康彦(奈良県産業部産業創造課長、奈良マラソン実行委員会元事務局長)
 :コロナ禍での奈良マラソン開催の経験
 

司会:
笠次 良爾(奈良教育大学、奈良マラソン救護本部長)

座長:       
笠次 良爾、高橋 豪仁(奈良教育大学) 
                             以上敬称略

 

共催:奈良女子大学地域貢献事業「健康なら 21Step アップ事業」
後援:奈良マラソン実行委員会