令和2年度奈良体育学会大会シンポジウム発:シンポジストからのメッセージ
我々にとって大切なことは、感染の三要素を理解することです。感染源、感染経路、宿主の感受性という三要素が全て揃わないと感染は成立しません。このうち感染経路の特徴を押さえ、宿主であるヒトの免疫能を維持することで、持続可能な感染予防対策を行うことが可能です。全ての市民がこの対策を行えば、コロナ前のスポーツ活動をできる範囲で再開し、身体だけでなく心の健康を維持向上させることが可能です。今後も感染流行が繰り返されることは、歴史を見ても明らかです。我々が大切にすべきことは、新型コロナに打ち勝つと言うよりも、上手く付き合う、折り合いを付けることだと思います。
令和2年度奈良体育学会大会シンポジスト一同